約束

『2月2日』
夜になったら思い出す 
 君と探した路地裏の猫
満月が運命を変えて 
 夜の不思議な音奏でる
隣にいるのが当たり前 
 特別が臆病を育てて
いつの間にか離れた距離 
 縮めたくて約束した

観覧車秘密の合言葉            
「ありがとう」と叫んだあの夏
スズノネ響き渡る部屋  
爪長すぎて胸は抉れる
地球が魚に飲み込まれても  
誰かの手でボコボコにされても
止まれの標識の傍らで        
傘も差さずに話していよう 

生きる強さも空の青さも
愛の重さも教えてくれたから
今度は僕ら手を取り合って
 高くあがろう 花火のように

苦い泡に溺れて 白い煙に巻かれて
蝶になって羽ばたき 夜を超えてゆく

人と自分を比べなくていいよって
君が教えてくれたから
今度は僕ら手を取り合って
高く舞い上がろう 花火のように
儚く消えても忘れないでいてね
オレンジの香りに流されて

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